トイレのつまりは排水管が原因?対処法や予防法を解説

トイレの水が流れにくい、流したあとに水位が上がる、排水時にゴボゴボと音がする場合は、便器や排水管でつまりが起きている可能性が考えられます。
軽いつまりであれば、40~50℃のぬるま湯やラバーカップ、重曹とクエン酸などで改善される場合があります。一方で、水に溶けない固形物や排水管奥のつまりは、自身で無理に対処すると悪化するおそれがあるため、注意が必要です。
この記事では、トイレのつまりと排水管の関係や主な原因、対処法、予防法について紹介します。
トイレのつまりは排水管が原因
トイレのつまりは、便器内だけでなく排水管で発生するケースもあります。トイレには、水を供給する給水管と、排泄物や水を下水へ流す排水管が備わっています。
つまりが起きやすいのは、主に排水管側です。排水管は汚水を流すために勾配を付けて設置されていますが、トイレットペーパーや排泄物、尿石、異物などが引っかかると流れが悪くなります。
なお、排水管のつまりは、目に見えない場所で進行することも少なくありません。便器内の水位が一度上がってからゆっくり下がる、排水時に「ボコボコ」「コポコポ」と音がする、何度もつまりを繰り返すといった場合は、便器の奥や排水管内に汚れが蓄積している可能性が考えられます。
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トイレの排水管でつまりやすい箇所
トイレの排水管でつまりやすい箇所は、便器内のカーブ部分や排水管の手前側です。トイレは封水をためる構造のため、排水路が曲がっています。この曲がった部分は水の勢いが落ちやすく、トイレットペーパーや排泄物が滞留しやすい場所です。
排水管の入口付近では、流れきらなかったトイレットペーパーや汚れが少しずつ蓄積し、流れを妨げる原因になります。水の流れが弱い場合や、一度に大量のトイレットペーパーを流した場合は、つまりが起こりやすいため注意が必要です。
また、便器の奥を通過した先にある排水管や屋外の排水マスも、つまりの原因になる箇所です。落ち葉や砂利、木の根、汚れの蓄積などによって流れが悪くなると、トイレの排水にも影響が出ることがあります。
トイレの排水管がつまった時の応急措置
トイレの排水管がつまった時は、まず被害を広げないための準備を行います。応急措置の具体的な手順は以下の通りです。
- 手順① 止水栓を閉める
- 手順② 便器内の水位が高い場合は、灯油ポンプや容器で水を汲む
- 手順③ 床に新聞紙やタオルを敷く
- 手順④ ゴム手袋を装着する
- 手順⑤ つまりの原因が分かる場合のみ、自身でできる範囲の対処を行う
ただし、スマートフォンやおもちゃ、生理用品などの固形物を流した可能性がある場合は、無理に水を流したり、ラバーカップで押し込んだりしないでください。奥へ移動すると、便器の脱着や排水管作業が必要になる場合があります。
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トイレがつまる原因
トイレがつまる原因は、流したものの量や性質、水量、設備の状態によって変わります。代表的な原因を確認し、心当たりがあるものから対処法を考えましょう。
トイレットペーパーを大量に流した
トイレットペーパーは水に溶けやすい素材ですが、一度に大量に流すと溶けきらず、排水管内に残る場合があります。特に節水型トイレやタンクレストイレでは、一度に流れる水量が少ないため、紙を多く使用した時につまりやすくなるのです。
もし、トイレットペーパーを多く使用した場合は、数回に分けて流してみてください。排泄物と一緒に多量の紙を流すと、便器内や排水管のカーブ部分で引っかかる可能性があります。
水に溶けない固形物を流した
生理用品やおむつ、掃除用シート、ティッシュペーパー、スマートフォン、おもちゃ、ボールペンなど、水に溶けないものはトイレへ流さないでください。
小さなものでも排水管内に残ると、そこにトイレットペーパーや排泄物が引っかかり、つまりの原因になります。見える位置にある場合のみ、ゴム手袋を装着して除去しましょう。
尿石が蓄積している
尿石は、尿に含まれる成分が固まってできる汚れです。便器内だけでなく、排水管内に付着することもあります。付着した尿石にトイレットペーパーや排泄物が引っかかると、つまりの原因になります。
尿石は時間が経つほど固くなり、通常の掃除では落としにくくなります。酸性タイプの洗剤は尿石を溶かすのに有効ですが、トイレットペーパーによるつまりの対処法としては適切ではありません。
水圧が弱まっている
トイレの水圧が弱いと、排泄物やトイレットペーパーを十分に流しきれず、つまりが発生しやすくなります。
止水栓が十分に開いていない、トイレタンク内の水量が不足している、ボールタップやフロートバルブに不具合がある場合は、流れる水の量が少なくなる原因になります。また、トイレタンク内にペットボトルなどを入れて節水している場合も注意が必要です。必要な水量を確保できず、排水管まで汚物を押し流せない可能性があります。
トイレ自体の老朽化が進んでいる
トイレや排水管は、長年の使用で少しずつ劣化していきます。排水管内には尿石や汚れが蓄積し、トイレタンク内の部品も傷みやすくなります。設置から10年以上経過している場合は、部品交換やトイレ本体の見直しも視野に入れるとよいでしょう。
水の流れが以前より弱い、何度もつまりを繰り返す、タンク内の水位が安定しないといった症状がある場合は、設備全体の点検を依頼することも肝心です。
汚水マスがつまっている
屋外の排水マスのつまりも、トイレの水がうまく流れない原因の一つです。排水マスには家庭内の汚水が集まるため、落ち葉や泥、木の根などが入り込むと排水の流れを妨げる原因になります。
なお、トイレだけでなく、キッチンや浴室、洗面所の排水も悪い場合は、排水マス側のつまりが関係していると考えられます。
トイレの排水管つまりを放置するリスク
トイレの排水管つまりを放置すると、便器内だけでなく、床や建物全体に被害が広がるおそれがあります。軽い違和感の段階で対処すると、大きなトラブルを防ぎやすくなるでしょう。
トイレが故障する
つまりがある状態で何度も水を流すと、便器や排水管に負担がかかり、故障につながるおそれがあります。水位が上がった状態でレバーを回すと、便器から汚水があふれる可能性もあるため、注意が必要です。
また、固形物が排水管内に残っている場合は、排水管や便器の内部を傷める原因になります。つまりが何度も起こる場合は、一時的に解消するだけでなく、原因を確認することが肝心です。
下水が逆流する
排水管がつまると、下水が便器内へ逆流する場合があります。汚水には排泄物が含まれるため、床へあふれると衛生面の問題にもつながります。下水の逆流が発生した場合、自身の掃除や対処は困難です。
そのため、水を流し続けず、速やかに水道修理業者へ相談しましょう。
建物全体に被害が及ぶ
集合住宅では、複数の部屋で排水管を共有しているケースがあります。一つの部屋で発生したつまりが、建物全体の排水に影響することも少なくありません。
汚水が床や壁に染み込むと、下の階への水漏れや修理費用、原状回復の負担につながります。異音や水位上昇などの予兆に気づいたら、早めの対応が必要です。
トイレの排水管つまりを解消する方法
トイレの排水管つまりを解消する方法はいくつかあります。
ただし、自身で対処できるのは、トイレットペーパーや排泄物による軽いつまりに限られます。固形物を落とした場合や排水管の奥でつまっている場合は、無理に作業しないほうが無難です。
バケツで水を流す
軽いつまりであれば、バケツで水を流すことで改善する場合があります。具体的な手順は以下の通りです。
- 手順① 便器内の水位が高い場合は、容器で水を汲む
- 手順② 床にタオルや新聞紙を敷く
- 手順③ バケツに水を入れる
- 手順④ 排水口に向けて勢いよく流す
- 手順⑤ 水位が上がらないか確認する
もし、作業中に水位が上がる場合は、すぐに中止してください。
ぬるま湯を流す
40~50℃のぬるま湯を流し、紙や汚れをやわらかくして流れやすくする方法もあります。具体的な手順は以下の通りです。
- 手順① 便器内の水位を調整する
- 手順② 40~50℃のぬるま湯を用意する
- 手順③ 便器の排水口付近へゆっくり注ぐ
- 手順④ 30分~1時間程度置く
- 手順⑤ 少量の水を流して確認する
熱湯は便器にひびが入るおそれがあるため、使用を避けてください。
重曹とクエン酸を使用する
重曹とクエン酸は、水と反応させることで泡が立ちます。この泡によって、軽いつまりの原因となる汚れやぬめりの除去に使用できます。
具体的な手順は以下の通りです。
- 手順① 便器内の水位が高い場合は水を汲む
- 手順② 排水口付近に重曹を入れる
- 手順③ 重曹の半分程度のクエン酸を加える
- 手順④ 40~50℃のぬるま湯を少しずつ注ぐ
- 手順⑤ 30分~1時間程度置く
- 手順⑥ 水位や流れを確認する
この方法は、軽いつまりにのみ効果が期待できます。固形物や排水管奥のつまりには適していません。
ラバーカップ(スッポン)を使用する
ラバーカップ(スッポン)は、便器の排水口へ密着させ、押し引きの圧力でつまりを動かす道具です。具体的な使用手順は以下の通りです。
- 手順① 便器周りを養生する
- 手順② 便器内の水位をカップが隠れる程度に調整する
- 手順③ ラバーカップを排水口に密着させる
- 手順④ ゆっくり押し込み、勢いよく引く
- 手順⑤ 数回繰り返し、水の流れを確認する
ただし、固形物を落とした可能性がある場合は、使用しないでください。圧力で奥へ移動すると、便器の脱着作業が必要になるおそれがあります。
トイレの排水管つまりが解消しない場合は水道修理業者に任せよう
自身で対処してもつまりが解消しない場合は、水道修理業者へ依頼しましょう。特に、床下の排水管や屋外の排水マスがつまっている場合は、便器の取り外しや専用器具による作業が必要になります。
以下のような場合は、早めの相談をおすすめします。
- 水がほとんど流れない
- 固形物を落とした可能性がある
- 何度もつまりが再発する
- 複数の水回りで排水が悪い
- 屋外の排水マスに汚水がたまっている
- 便器から汚水が逆流している
一般的なつまり除去の方法を試しても解決しない頑固なつまりの場合は、水道修理業者に高圧洗浄を依頼してください。なお、自身で高圧洗浄機を使用して、つまりを除去する表現や行為は避けましょう。
トイレの排水管つまりを未然に防ぐ方法
トイレの排水管つまりは、日頃の使用方法で予防しやすくなります。流すものや水量、つまりの予兆に注意し、こまめにお手入れしましょう。
つまりやすいものを流さない
掃除用シートや生理用品、おむつ、ペット用シート、ティッシュペーパー、食べ残しなどは水に溶けにくく、つまりの原因として挙げられます。
「流せる」と表示されている製品でも、大量に流すとつまりにつながる場合があります。使用する場合は少量ずつ流し、水の流れを確認してみてください。
過度に節水しない
トイレタンクにペットボトルを入れるなど、自己流の節水は避けてください。流す水量が不足すると、排泄物やトイレットペーパーが排水管まで流れきらず、つまりの原因になります。
節水したい場合は、メーカーが推奨する方法や節水型トイレの導入を検討しましょう。無理な節水でつまりが発生すると、結果的に修理費用の負担が大きくなる場合があります。
つまりの予兆を放置しない
トイレの水を流した時に一度水位が上がる、流れが遅い、「ボコボコ」と音がする場合は、つまりの予兆と考えられます。
完全につまる前であれば、軽い対処で改善できることもあります。しかし、違和感があるまま使用を続けると、急に水が流れなくなるおそれがあります。少しでも異変を感じたら、早めに排水状態を確認してみるとよいでしょう。
定期的にお手入れする
便器内や排水口周りを定期的に掃除すると、尿石や水垢の蓄積を防ぎやすくなります。尿石が固まる前に掃除することで、排水管内へ汚れが流れ込むリスクも抑えられます。
月に一回程度、便器の状態や水の流れを確認し、異音や水位の変化がないか見ておきましょう。なお、掃除しても排水の違和感が続く場合は、水道修理業者へ相談してみてください。
トイレのつまりにお困りならハイスイ岡山へ
トイレのつまりは、便器内だけでなく排水管や屋外の排水マスが原因になる場合があります。トイレットペーパーを大量に流した、水に溶けない固形物を落とした、尿石が蓄積している、水圧が弱まっているなど、原因によって適した対処法はさまざまです。
軽いつまりであれば、40~50℃のぬるま湯や重曹とクエン酸、ラバーカップなどで改善できるケースもあります。ただし、固形物を落とした場合や、排水管・排水マス側でつまりが起きている場合は、自身で無理に対処せず、水道修理業者へ相談しましょう。
ハイスイ岡山では、岡山県内でトイレのつまりや水漏れなど、水回りのトラブルに関する対応が可能です。トイレのつまりが解消しない、何度も再発する、排水管や排水マスのつまりが疑われる場合は、ハイスイ岡山へお電話ください。365日24時間、受け付けております。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。