【プロ監修】サランラップでトイレつまりは解消できる?手順と注意点を解説

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【プロ監修】サランラップでトイレつまりは解消できる?手順と注意点を解説

       

トイレつまりは誰もが経験する可能性がある身近なトラブルです。特に休日や夜間に起きると、すぐに業者を呼べない場合もあります。そんなとき、家庭にあるサランラップを使って解消できる可能性があることをご存知でしょうか。

本記事では、水道修理のプロの視点から、サランラップを使ったトイレつまりの解消方法について、詳しく解説します。ただし、これはあくまでも応急処置としての方法です。状況によっては危険を伴う可能性もあるため、記事の内容をよく読んで、適切に判断してください。

 

目次

サランラップでトイレつまりが解消できるケースとは

トイレつまりの原因は様々です。便器の形状やつまりの場所、原因物などによって適切な対処法は大きく異なります。

サランラップによる解消法は、実は意外と効果的なケースが多いのですが、どんな場合にサランラップが使えるのかを知っておきましょう。

 

サランラップが効果的な症状

  • トイレットペーパーのつまり:一度に大量に流してしまった場合
  • 排泄物によるつまり:固形物が溶けきらずにつまった場合
  • 水流が弱くなった:便器内で軽度のつまりが起きている場合

これらの症状の場合、サランラップによる空気圧で解消できる可能性が高くなります。

 

サランラップでは対処できない症状

  • おもちゃやスマートフォンなどの固形物がつまった場合
  • タオルや布類によるつまり
  • 排水管の奥でつまりが発生している場合
  • 温水洗浄便座(ウォシュレット)でのつまり

これらの場合は、サランラップでの対処は避け、専門業者へ点検を依頼してください。

 

あくまでトイレつまりの応急処置

サランラップによる解消法は、あくまでも応急処置として考えるべきです。専門の道具がない緊急時の対処法として知っておくと便利ですが、必ずしも成功するとは限らないためです。

むしろ、この方法で解消できないようなつまりの場合は、早めにプロの判断を仰ぎましょう。無理な対処を続けることで、かえって状況が悪化する可能性を避けることが大切です。

また、一度サランラップで解消できても、同じ場所で繰り返しつまりが発生する場合は、排水管に何らかの問題がある可能性があります。そのような場合は、プロによる点検と適切な処置が必要です。

 

サランラップでトイレつまりを解消する手順

サランラップを使ったトイレつまりの解消は、正しい手順と注意深い作業が重要です。プロの技術者として、安全かつ効果的な手順を詳しく解説していきます。

間違った方法で行うと、かえって状況を悪化させる可能性もあるため、以下の手順をしっかりと確認してから実施してください。

 

必要な道具と準備

  • サランラップ:最低でも10枚以上必要です。強度の高いものを選びましょう。
  • 雑巾やペーパータオル:便器のフチを完全に乾かすために使用します。
  • マスキングテープや養生テープ:ラップの端を固定するのに便利です。
  • バケツ:水位調整や確認に使用します。
  • 新聞紙やビニールシート:床の養生用です。

 

【ステップ別の詳しい手順】

 

1.便座とフタを上げる

作業がしやすいように、便座とフタを完全に上げます。洗面器や掃除道具など、便器周りの小物は作業の邪魔にならないよう、あらかじめ片付けておきましょう。

 

2.便器の状態確認

まず水位を確認します。水位が高すぎる場合は、バケツで適度に汲み出しましょう。便器のフチに汚れや水気が残っていないかもチェックします。

 

3.便器のフチを完全に乾かす

雑巾やペーパータオルを使って、便器のフチを丁寧に拭き取ります。サランラップをしっかり密着させるため、特にフチの部分は完全に乾かすことが重要です。

 

4.サランラップを貼り付け

便器全体を覆うように、サランラップを広げていきます。この時、最低でも10枚以上重ねて貼ることで、必要な強度を確保します。端の部分は養生テープで固定すると、より確実です。

 

5.空気が漏れないように密着

フチ全体にサランラップをしっかりと密着させます。この時、しわやたるみができないよう注意深く作業を進めます。空気が漏れる隙間があると効果が半減してしまいます。

 

6.水を流して圧をかける

レバーをゆっくり回し、少量の水を流します。水が流れることで、サランラップが徐々に膨らんでくるのを確認します。

 

7.ラップの中心を押す

膨らんできた部分を、手のひらでゆっくりと押していきます。急激な力をかけるとラップが破れる可能性があるので、慎重に作業を進めましょう。

 

8.効果を確かめる

作業後、少量の水を流して様子を見ます。水の流れが改善されているか、しっかりと確認しましょう。

 

【作業時の重要なポイント】

 

密閉を確実に

空気が漏れると効果が大幅に下がります。特に便器とラップの接着面は念入りに確認しましょう。

 

力加減に注意

強すぎる圧力はラップの破損や状況の悪化につながります。ゆっくりと慎重に作業を進めましょう。

 

作業環境を整備

床が濡れると滑る危険があります。新聞紙やビニールシートで養生することをお勧めします。

 

何度か繰り返してみる

1回で解消されない場合は、ラップを張り直して2-3回試してみましょう。

 

水位を管理

便器の水位が高すぎる場合は、必ずバケツで汲み出してから作業を始めます。

この手順で改善が見られない場合は、無理な作業は避け、プロの修理業者へ相談してください。

 

サランラップでトイレつまりを解消する際の注意点

サランラップでのトイレつまり解消は、正しい手順で行えば効果的な応急処置となりますが、いくつかの重要な注意点があります。プロの技術者の視点から、安全に作業を行うための注意点を詳しく解説します。

 

作業前の確認事項

まず、便器の種類を確認します。温水洗浄便座(ウォシュレット)の場合は、構造が複雑なためサランラップが密着しにくく、この方法は適していません。

便器内の水量も重要なチェックポイントです。水位が高すぎる場合は、バケツなどで適量を汲み出してから作業を始めましょう。

つまりの原因が目視できる場合は、それが水に溶けるものかどうかを確認します。固形物の場合は、この方法での対処は避けた方が無難です。

 

予想されるリスクと対策

最も注意すべきは水漏れのリスクです。床に新聞紙やビニールシートを敷き、作業エリアを養生してください。

サランラップが破れて便器内に落下するリスクもあります。このため、十分な枚数を重ねて強度を確保し、端はテープでしっかり固定します。

作業中の転倒防止も重要です。床が濡れて滑りやすくなるため、履物は滑りにくいものを選びましょう。

 

作業中に気をつけること

密閉状態の確認を常に行います。空気が漏れる隙間があると効果が半減してしまうため、特に便器とラップの接着面は注意深くチェックしましょう。

力の入れ具合も重要です。強すぎる圧力はラップの破損や状況の悪化につながるため、ゆっくりと慎重に作業を進めます。

効果が見られない場合は、むやみに作業を継続せず、2-3回試して改善しない場合は別の方法を検討しましょう。

最後に、作業後は使用したサランラップを確実に処分します。決してトイレに流さないよう注意してください。

 

サランラップ以外のトイレつまり解消方法

トイレつまりの解消には、サランラップ以外にもいくつかの方法があります。家庭にある道具で試せる方法や、市販の専用道具について解説します。また、岡山県内でつまり解消アイテムを購入できるホームセンターもご紹介しますので、参考にしてください。

 

【家庭にある道具で試せる方法】

 

ぬるま湯を使う方法

40度程度のぬるま湯を便器に注ぎ、約1時間放置するとつまりが自然に溶ける場合があります。この方法は、トイレットペーパーや排泄物による軽度のつまりに効果的です。注ぐ際は便器からの跳ね返りに注意しましょう。

 

ペットボトルを活用する方法

500mlか1Lのペットボトルの底を切り、口を排水口に当てて押し引きすることによる水圧でつまりを解消します。ラバーカップと同じ原理で、手軽に試せる方法ですが、強すぎる力をかけると水が跳ねる可能性があるので注意が必要です。

 

針金ハンガーを使う方法

ハンガーを伸ばしてフック状に曲げ、つまりを引っ掛けて除去します。排水口の手前でつまっている場合に特に有効です。ただし、排水管を傷つけないよう、慎重に作業を行う必要があります。

 

重曹とクエン酸を使う方法

重曹50gとクエン酸100gを入れ、ぬるま湯を注いで30分ほど待つと、発泡作用でつまりが解消することがあります。尿石などの固着した汚れにも効果があります。

 

【市販の専用道具で試せる方法】

 

ラバーカップ(スッポン)

最も一般的で使いやすい専用道具です。排水口に密着させて押し引きすることで、空気圧を利用してつまりを解消します。価格も手頃ですので家庭での常備をお勧めします。ゴム部分が劣化しやすいため、1-2年で交換してください。

 

つまり取りワイヤー

蛇腹状の細長い棒で、つまりの原因を掻き出すのに適しています。先端のバネ状の部分で異物をからめ取ることができ、排水管の奥のつまりにも効果的です。使用後は水でよく洗い、乾燥させて保管しましょう。

 

パイプクリーナー

化学薬品を使用する方法で、尿石などの固着した汚れにも効果があります。ただし、使用する際は説明書をよく読み、ゴム手袋の着用と換気を徹底してください。また、複数の薬品を混ぜることは絶対に避けましょう。

 

つまり解消アイテムを購入できる岡山県のホームセンター

 

DCM岡山店

住所:岡山県岡山市南区藤田560-236

営業時間:資材館 8:00~20:00

水回りの修理やリフォームの相談ができる「住まいるヘルパー」サービスを提供しています。

 

コーナン高柳店

住所:岡山県岡山市北区高柳東町13番46号

営業時間:8:00~20:00

立体駐車場完備で、隣接する「コーナンPro」では業務用の排水管清掃用品も取り扱っています。

 

ホームセンタータイム高屋店

住所:岡山県岡山市中区兼基63

営業時間:9:00~21:00

350台分の広い駐車場があり、水回り用品の品揃えが豊富です。

 

これらのホームセンターでは、ラバーカップやつまり取りワイヤー、パイプクリーナーなど、様々なトイレつまり解消アイテムを取り扱っています。専門のスタッフに相談しながら、適切な道具を選ぶことも可能です。

 

プロの水道業者に依頼すべきケース

トイレつまりの中には、素人判断での対処が危険なケースや、放置すると深刻な問題に発展する可能性があるケースがあります。プロの立場から、どのような場合に業者への依頼をお勧めするのか具体的に解説します。

 

自力での対処が危険なケース

トイレに異物がつまっている場合は、無理な対処は避けましょう。スマートフォンやおもちゃなどの固形物がつまった場合、素人の対処で排水管の奥に押し込んでしまう可能性があります。

温水洗浄便座(ウォシュレット)でのつまりも要注意です。構造が複雑なため、無理な対処で便座や配管を破損するリスクがあります。

排水管の奥でつまっているケースも専門家に任せましょう。一般家庭では届かない場所でのつまりは、専用の機材が必要です。

 

放置すると悪化する可能性がある症状

水の流れが極端に悪くなっている場合は、早めの対処が必要です。放置すると排水管に負担がかかり、最悪の場合、配管の破損につながる可能性があります。

同じ場所で繰り返しつまりが発生する場合も要注意です。排水管に何らかの問題がある可能性が高く、根本的な解決には専門家による調査が必要です。

排水時に異音がする、悪臭がするといった症状がある場合は、配管の問題が隠れている可能性があります。早めの点検で、大きなトラブルを防ぎましょう。

プロの業者なら、カメラ調査や専用機材を使用して、的確な原因特定と解決が可能です。費用を惜しんで放置することで、より大きな修理費用が必要になるケースも少なくありません。トイレつまりが軽度なうちに、信頼できる業者への早めの相談をお勧めします。

 

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トイレつまりは放置すると状況が悪化する可能性が高いです。当社の技術者は、つまりの状況を的確に判断し、便器や配管に負担をかけない最適な方法で解消します。

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